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Pop Music Vol.9とVANILLA.6について

スウェーデン旅行記以来の記事とは思いませんでした。お久しぶりです。
正直Kentが解散してしまって燃え尽きたというのもあり
新しい音楽を発見しようという情熱もなくなり、古くから知っているバンドや
アーティストばかり追いかけている日々でした。

そんなとき、去年の夏頃だったかThe Cigavettesつながりで知って
好きになったユニット、NAHAVANDが解散するという話が浮上しました。
解散前に3つライヴが行われることが決まっており
その内の東京でのライヴがVANILLA.6という大阪のバンド主催でした。
聴いたことないバンドだけど、行くかもしれない(というか行きたかった)から
聴いておかねばなるまいと思いYouTubeのリリックビデオを見たら
とてもいいバンドのようでした。


結局東京のライヴには行けず、NAHAVANDの最後のライヴは大阪のミナホかと思ったら
それはそれで台風で流れ、姫路まで行った(結果これがベストだったと思っている)けど
VANILLA.6が観られなかったのが結構惜しかったのです。

その後3月にニューアルバムが出ると知り、それに合わせて4月に大阪、5月に東京で
アルバムのリリースパーティーが開催される予定でしたが
そのタイミングで突如降ってわいた新型コロナウイルス禍。
VANILLA.6どころかあらゆるライヴやイベントが自粛の嵐で延期や中止、
新型コロナウイルスマジでふざけんなどころの話じゃないですが、こればかりは仕方ない。
それにしたってアルバムは新譜で聴いたアルバムの中では
Suedeの3枚と同じくらい私はお気に入りで素晴らしい物なのに
どうしてこうなってしまうのか、次ライヴが開催されるときは
北海道でも沖縄でも行ってやるからなと言うくらいの強い気持ちで待っていたのです。

ようやくVANILLA.6のライヴが観られるのでは?!となったのが、今回参戦した
Pop Musicという山口県周南市で行われているイベント。
状況を見定めつつ、ガイドラインに則ってという厳戒態勢で、
人生でこんなに緊張感を持ってライヴに臨むのは初めてでした。
いや、スウェーデンまでKentの解散ライヴ行ったのも大概ですが
あれは私の人生はかかっても、他人の命までかかってなかったから。

ギリギリのところまで「本当に開催されるのか?」と思っていましたが
越境も少しはできるようになり、とりあえず中止だとか
延期にはならずに済んでほっとしました。
ただ6アーティスト出演予定だったのが半分の3アーティストに減り
それは結構残念でした、仕方ないのは分かっている、誰の所為でもないです。
そしてライヴを執り行う上で厳しいガイドラインがある。
体調不良の人は立ち入り禁止とか、問診表に氏名住所電話番号記載、
飲み物はペットボトルと缶のみ。
会場内ではソーシャルディスタンスを保つため等間隔に立ち位置が示されている。
マスク着用で声出すのはダメ。
こんなライヴ行って楽しいのか?と真剣に悩みました。

結果はと言うとライヴは最高だったわけです。
山口の地元のバンド、DOGRUN FANCLUBの男臭い演奏も
熊本のバンドShikiの研ぎ澄まされた音も本当に最高でした。
Shikiに関しては熊本が豪雨で大変なことになっているので
心配していたけど、無事に来られててよかったです。

2020年の新譜ですでにベストだと思っているアルバムのリリースパーティーが流れ
心底待っていたVANILLA.6のライヴがようやく観られるというだけで
期待値も観終わった後の幸福度も倍くらいになっていたし、
そういうのを抜きにしてもこんな圧倒的なライヴできるバンドを今まで知らなかったとは
何というか残りそんなに長くないかもしれない人生無駄にしてたと思ったほど。
多分VANILLA.6というバンドを知らないであの場にいても絶対好きになっていた。

アルバムの1曲目のPrimeって祝祭感あって幕開けに相応しいと思っていて
きっとライヴでも1曲目なんだろうなと踏んでいたら正にその通りで
ちょっと泣きそうだったけど私は耐えた。
こちらの感情補正は入っているにしても、CD以上に多幸感で溢れていました。
本当に好きなバンドのベストなライヴに行くと時々記憶が飛んでたりするんですが
そういう瞬間が何回かあって、とてももったいない気がします。

ソーシャルディスタンスで立ち位置決まってて
いつものぎゅうぎゅう詰めのライヴとは違ったけど、そんなことは大したことではなく
詰まるところアーティスト側とオーディエンス側の気持ちの問題なんだと思いました。
もちろんライヴハウスの経営状況とか色々考えないといけない問題はあるけど
「ソーシャルディスタンスとか言ってるライヴ楽しいの?」なんて
ヌルいことを言っていた自分が恥ずかしいです。
楽しくするのは自分だよ!
それにライヴだから我慢するけど自分の体が周りの人の持ち物や体に当たるの
実は本当に大嫌いで気になって仕方ないことがあるけど、それがなかったのいい!
立ち位置さえ極端に動かなければ踊ってても平気なのとてもよかったです。
それよりこんな大変な状況でもイベントを開催してくださった主催者の方や
来てくれたアーティストに感謝しかないです。本当にいいイベントでした!

それとライヴ行く前に考えたのが、VANILLA.6が出るから行くってのはもちろんですが
この新型コロナ禍でライヴやお芝居やその他にもいろんなイベントが中止になっている。
ようやく開催され始めたけど制限が多く、
今までと同じようにはいかないこの状況下で行われるライヴに
ライヴ行くのが人生最大の楽しみな人間として一度は行っとくべきなのでは?と
そういう時期もあって、ライヴに行っても騒げなかったり、
そのくらいならまだしも、皆が好きだったライヴハウスが幾つもなくなった、
そんなことを覚えておくためにも行っておかないといけないと思っていました。
このライヴでよかったと心から思っています。

このブログ読んだ人、みんな聴いた方がいいと思いまーす。