高知旅行記3(2015年12月13日)

高知旅行、涙の最終日はホテルの100円モーニングで開始。
そして高知旅行4度目にして初の日曜日の滞在ということで
高知城からひろめ市場前を通り、電車通りまで続く「日曜市」へ。

もちろんその前に、寺田さんのお墓参りに行って最後のご挨拶。
高知旅行の最終日の朝に行く寺田さんのお墓参りは毎回長くなってしまいます。
滞在中はありがとうございましたとか、こんな場所へ行って
こんな面白い人に会い、こんな面白いことがありましたとか、
また近い内に来ますから待っててくださいねとか、
足の下にいる寺田さんに色々伝えなくちゃいけないことがあります。

そして例の如く歩いて記念館へ。
寺田さんのお墓から日曜市へ行く途中にあるから
ちょっと立ち寄った所で大した時間も労力も掛からないので行って当然。
どちらの管理人さんがいらっしゃるか分からないけれど
とにかくご挨拶をしていこうと、記念館近くの高知大学付属中学の横で信号待ちをしていたら
「すみません、イオンってどこにあるんですか?」
と私に道を尋ねてきたジャージ姿のかわいいお嬢さん3名。
胸には附属中だか刺繍がしてあったので、あぁそうかここの生徒さんかと。

しかしれっきとした旅行者である私になぜ道を尋ねるのか、
そりゃあ沢田マンションに行く途中にあるし、行き方は当然知ってるが
歩いて行く道を知っているだけであって、その距離たるや4kmはあるのに
君らここから歩いて行くの?!
「ここをまっすぐ行って環状線にそってずーっと歩いてたらあるけど遠いよ? 
でも私旅行者だからバスとか電車でどう行くか分かんないよ?」
「自分たち地元なんですけど、方向音痴でよく分からなくてー」と言うお嬢さん方。
旅行者の私は方向には自信があるが、細かいことが分かりません。
すると「旅行なんですか? どこから来たんですか?」とお嬢さんの1人が訊くので
「福岡」と答えるとおーすごいとの反応。
すごいのかどうかは私にはよく分かりません。
「何しに来たんですか」と訊かれたので寺田寅彦さんが好きでお墓とか記念館とか
でも寺田寅彦さんって知ってる?と訊ねると知らないとの答え。
高知の寺田先生だからちゃんと憶えようね。
学校の目の前に記念館あるしね。

後にSさんにこの話をすると「話しかけたかったんじゃないの?」と言われました。
そうか、イケメンがいる!と話しかけたら、意外にも女だったので
無難に道を尋ねたみたいな感じだったのかもしれませんね!

不思議なもので私はなぜか旅行先でよく道を訊かれます。
いやむしろ私が教えて欲しいんだがという状態であることも多いのに。
高知に行って3回目くらいでしょうか。
また中途半端に説明できる私もどうなんでしょう。
「こいつホントに旅行者かよ」と思われていそうです。

そして寺田寅彦記念館。
いつもの管理人さんが庭の掃除をされていたので、また立ち話。
前日いらっしゃった方が、私のことを伝えてくださったようで
「昨日も来たんでしょ?」と言われました。はい、来ました。
もう我が家みたいなものですから。
15分くらい立ち話をして、最後に「ここで働きたいなー」と言ったら
「週3くらいで来る?」とのいい感じのお返事。
「来ます来ます!」と言いそうになりましたが、多分福岡高知の交通費はでませんよね。

記念館を後にして、ついに初の日曜市へ。
いつも通る時には人も車もまばらな、淋しい印象しかなかったのですが
見たことないくらい人がいて賑わっていました。

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記念館の管理人さんに「食べてみたら?」と言われたいも天屋さんを見つけたから買おうと思ったけど
結構並んでいたので、後で買おうと更に先へ。
しかしこの日曜市、思っていた以上に長くて、最後まで見た後にいも天屋さんに戻るのもしんどそうで
そうそうに諦めました、いつか機会があれば。
それにしてもたくさん歩いて色々話して小腹が減ったなーと思ったところで発見したのが
ゆず餡の入った蜂楽饅頭!

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ゆずの苦みが効いていて、酸味もあって、ちょっとしょっぱい感じもして、
甘味はかなり控えめ、本当に美味しかったです。
そもそも餡子が嫌いなので蜂楽饅頭も滅多に食べませんが、これはクセになります。
もっと買いたいけど旅行者だからとお店の方に言うと、結構日持ちもするし
翌日に帰る位なら平気だと言われて5個お買い上げ。
帰宅後冷凍保存してしばらく食べられました。
また食べたいなぁ。

日曜市の散策を終え、この日もSさんの車で拾っていただき、
まずは高知駅から北上し、北秦泉寺なる場所にある「じんぜんじゅカフェ」へ。
ここは前回Sさんからお話を聞いていて行ってみたかったお店です。

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しかし行ってみると、その日の夕方にイベントがあるそうで
通常の営業はされていないとのこと。
せっかくだからとお店の雰囲気だけ見せていただいて来ました。

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2階もあって、そこは陽当たりもよく、
中にはだるまストーブがあったり、ソファーがあったり
まるで我が家のような雰囲気です。

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ここに住みたいです、いいところ。
このときには撤去されていましたが、2階には露天の五右衛門風呂もあったそうです。
もしかすると改修中なのかもしれません。

オーナーの下尾さんは私の大好きな安藤サクラ主演の映画にも出演していらっしゃる方でした。
もっと時間があれば色々お話してみたかったです。
そして次は食事もしたい!

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じんぜんじゅカフェで昼食が食べられなかったので、
とりあえずこの日の目的地、香美市へ向かうことになりました。
その前に愛宕神社に寺田さんが奉納した(?)鳥居があるとのことで行ってみました。
何度か鳥居の前は通ったことがあり、そのたびに
「家の近所にも愛宕神社あるけど、ここにもあるのかー」と思っていたら、
正にその鳥居に寺田さんの名前がありました、ちょっと見難いけど。

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せっかくなので神社にお参りしようということで、階段を上り始めたはいいけれど
これが結構急で長く、中々体力が要りました。
神社でお参りした後、もう少し奥に行ってみると、何とも怪しげな石室が。

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帰宅してググってみた所、どうやら古墳だったようです。
ちょっと怖かったけれど、いいものを見つけました。
登ってみてよかった。
それにしても高知に来ると、神社仏閣によく行くなー。
今回も2度ほど小津神社にお詣りしたし、竹林寺と愛宕神社と。
高知市の神社仏閣巡りも面白そうだから、
いつかやってみようと思います。

そして目的地を目指す途中、杉田ダムというダムの横にある
カフェアイヴィーというログハウス風のカフェに立ち寄りランチ。

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アイビーログ工房というログハウスの設計をしている会社がやっているお店で、
店内は木材のとてもいい香りがします。
天気がよく陽当たりもいいし、眺めも抜群、
この世の楽園のようなお店でした。

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高知の食べ物はなぜかとても色が鮮やかできれい。
食べ物だけではなくて、天気がいい日は景色もとても色鮮やかで
Instagramで加工しなくても、何か加工を施したのかと思うほどきれいです。

居心地のいいお店でのんびりした後はこの日の最終目的地へ向かいます。
うずまき舎という、標高400mの山の上にある本屋さんで、
古本も扱っていて、コーヒーとおやつもあります。
そのうずまき舎に辿り着くまでの道が、ちょっと驚くほどの林道で、
何も知らなかったら、どこに連れて行かれるんだろう? 〇されて山に埋められるの?!
と思いかねないようなところ。

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途中に「竜の水くみ場」があり、そこにはこんな石碑もありました。

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高知に来ると自然に触れることがとても多く、
この言葉も身に染みます。
寺田さんもきっとこんなことを考えていたに違いありません。

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そしてぐんぐん山を登って行くと、段々畑のきれいな景色が目の前に広がる場所に到着。

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時間帯によっては山の向こうにキラキラ輝く太平洋が見えるのだそうです。
残念ながらうっかりしていて見過ごしてしまいました。

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こんなお店です、うずまき舎さん。
本当にごく普通の山の上の民家のようです。

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前日のカフェ ミシシッピもそうでしたが、うずまき舎も友人の家に遊びに来たような
とても暖かい雰囲気のお店でした。
ココアが甘くてとても美味しかったです。

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店主さんの「ココアは甘くなくては」というご意見に大賛成、マシュマロもよかった。
寺田さんの本もあり、とても素敵なお店でした。
旅行初日に記念館の管理人さんから、以前うずまき舎の店主さんが
記念館にいらっしゃったことがあるとお聞きしていたので
それに関しても色々お話してきました。
普通に生活していて「寺田寅彦」を知っている人に会うことがほぼないので
時々ご存じだと言う方に会うと、テンションあがってしまって
一瞬で仲良くなれる気がしますし、
もう「寺田寅彦を知っている」と言うだけで好きになる自信あります。
しかも店主さんが以前古本市で、他のお店が寺田さんの画集を売っていたとの情報を教えてくださり
その場で扱っていた高知市内の店舗に電話をして確認したところ
まだ在庫があるとのこと。
もう10万円までならお金出します!という覚悟で値段を訊いたら1,100円。
えっ?いやでもそれでいいならそれで買いますけど、1,100円でいいの?
即取り置きをお願いして、帰り道にSさんに寄っていただくことにしました。

居心地のいいうずまき舎を離れるのは後ろ髪を引かれる思いでしたが
寺田さんの画集を引き取りに行かなくちゃいけないので下界へ。
旭駅前通の電停から程近いぶっくいん高知さんへ向かいました。
ワクワクしながら画集を受け取ると、
その画集は高知県立歴史民俗資料館で行われた特別展の図録でした。
10万円でも買う覚悟で、電話で1,100円と言われた本でしたが
店舗で買うと1,000円切ってしまいました。
愛する寺田さんの描いた大好きな絵が山ほど載った画集をそんな値段で買えるのか、
図録とは言えそれでいいのか。

他にも寺田さん関連の書籍がありましたが
どう考えても持って帰れないし時間もないので泣く泣く退散。

Sさんと沢田マンションの近くのお店で晩御飯を食べることにして、
今回最後の再びあの環状線。
寺田さんのお墓のすぐそばを通って沢田マンションへ。
いつも朝に行くけど、夜だったら真っ暗なんだろうなぁ。
行きたかったけど怖すぎるので、車で通り過ぎながらお別れの挨拶をしておきました。
またすぐ来ますからね。

そして沢田マンション。
夜の沢田マンションも威厳があって素敵でした。
キラキラしているのはクリスマスが近かったからなのでしょうか。

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Sさんの車で沢田マンション名物のスロープを上がっていくと言う貴重な体験もしました。
小型だけどイオンの立体駐車場にも負けていません。
沢田さんご夫婦、本当に凄い建築物作られたんですね!

Sさんおすすめの近所のお店に入ると、忘年会シーズンのためお客さんが多く、
かなりお忙しい様子。
私もバスの時間もあるのでゆっくり最後の晩餐というわけにも行かなかったので
次行ったらもっとゆっくりいろいろ食べてみたいお店でした。
繁忙期外していきたいですね~。
ここでSさんともお別れして、高知で初めて乗るタクシーで高知駅へ。
いつもの駅のブックオフカフェで時間つぶそうかと思ったら
何とバスの時間が思っていたより20分早いと言う大失態。
慌ててバスの乗り場へ向かいました。
それもこれも寺田さんと高知の美味しい食べ物と
今回の旅で出会った優しい皆様のせい。
本当に楽しい3日間でした。

2015年、本当に大変なことばかりで私も死ぬんじゃないかなと思ったときも
結構度々ありましたが、12月に頑張って高知へ行ってよかったです。
全て報われたような気分でした。
特にSさん、昨年2月に偶然沢田マンションで声を掛けられただけなのに
それが色んな意味でw運命的な出会いでした。
今回車で全部連れて行ってくださって、
いいお店も紹介して頂いて、どれだけ感謝しても足りません。
今後も私の「高知のおとーさん」として、高知旅行記に度々登場されるでしょう。

ますます高知を好きになりました。
あれから1か月しか経っていませんが、すでに「次いつ行こうか」と
そればかり考えている日々です。
寺田記念館の管理人さんは、私が半年に一度来ているという印象らしいです。
夏は避けたいし、台風シーズンも嫌なので、春かな、3月とか。

うずまき舎の店主さんが仰っていましたが
「高知の人はすぐに他県の人に『高知に住めば?』と言う」
私も今回何度も言われました。
住みたいですね、本当今すぐでも移住したいのです。
父が他界して、引っ越しをすることになったのですが
何度「いっそ高知に住むか」と思ったことかw

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