高知旅行記2(2015年12月12日)

高知旅行2日目。
朝食は前回の旅で夕食後にふらりと入った喫茶店、
帯屋町のメフィストフェレスに行きました。

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店内もレトロなおもちゃ箱みたいです。
モーニングもトースト、サラダ、ゆで卵、コーヒーとごく普通でしたが
旅先で食べるモーニングってそういうのが美味しい。
家では朝ご飯は殆ど米なので時々旅に出るとパンが食べたくなります。
名古屋と同じく、モーニングの文化が定着している高知は
旅行者にはありがたい土地です。

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このメフィストフェレスの経営会社が「現代企業社」という飲食店のグループ会社で、
メフィストフェレスの近くにファウストというお店があったり、
五台山の展望台の下のパノラマもこの会社が経営しているそうです。
高知県内にはかなりの数の店舗があるので、次の時には他のお店にも行ってみたいと思っています。

しっかり腹ごしらえをした後は、毎朝恒例の寺田さんのお墓参りなのですが、
この日はその前に、私の大好物の黒潮物産の塩けんぴを買いにひろめ市場と、
寺田寅彦記念館へ寄りました。
甘い物が好きではないので芋けんぴなど殆ど食べないのですが
この塩けんぴは甘さが殆どなくて幾らでも食べられます。
毎回高知に来る度に自分用に3つくらい買って行くのですが
今回はお土産用などもあり全部で10個近く買ったでしょうか、非常に重かったですね。
重たい荷物を持ってうんうん言いながら寄った寺田記念館。
お香の集まりか何かで予約が入っていたのは知っていましたが
ほんの少し覗くだけのつもりで行くと、話でしか知らなかった
もう1人の管理人さんが庭のお掃除をされていました。
実は寺田さんを好きで好きで仕方なくて、福岡からわざわざこれで4回目というお話をして
お掃除のお邪魔にならない程度に失礼しました。
その管理人さんがお話している途中に「高知の寺田先生ですからね」と仰っているのを聞いて、
実は寺田さん、それほど長く高知にいたわけでもないけど、
そういう風に思われているのだと知り嬉しかったのです。
私ももちろんそう思っているし、東京よりも寺田さんに纏わる施設も多く、
何と言ってもお墓があるから高知に来るわけですが。

それからいつものように張り切って寺田さんのお墓へ。
前日は晴れたとはいえ雨上がりだったので、足元が不安で気付きませんでしたが
お墓の近くにこんなものが転がっていました。

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自然いっぱいで、12月なのに暖かくて、虫もいっぱいです。
やっぱり夏は来られないなと来る度に思いますが、
いつも私が高知を訪れるのは秋~冬なのに、毎回暑い暑いと文句を垂れ
日焼けを心配せねばならないのは何故なのでしょうか。
今回も帰宅後鏡を見たら顔が真っ赤でした。

そしてこの日はSさんと沢田マンション1階の「藁屋」さんでランチの約束だったので
またお墓から徒歩で沢田マンションへ向かいました。
時間ありましたからね。
以前はしっかりした場所が分からず、何となく薊野まで3kmという標識だけで
環状線を歩いていたので遠く感じましたが、
途中車でSさんに拾ってもらうまで、意外と距離なかったなという印象でした。
そして10か月ぶりの沢田マンション!
青い空によく映えます。

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色鮮やかで優しい味の、野菜中心の定食です。
ここのオーナーさんが高知の「はちきん磁石に引っかかった」と言う
物腰の柔らかい関西の方でした。

そしてここから、Sさんの車に乗せてもらって高知市の北東にある本山町へ向かいました。
高速を走る事1時間弱程度でしょうか、山を抜けまずはあの有名な早明浦ダムへ。

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巨大なダムで見ごたえありです。
早明浦ダムをTVで目にするときは大抵底にある旧村役場が見えていますが
我々が見たときは水量も多く、広大な湖と言った感じでした。
前々日は大雨降りましたしね、私はニュースでしか知らないけど。

11月にダム湖の周りを走る早明浦マラソンなる物があるそうで
正にそのコースを車で走って頂きました。
長い、とにかく長い。
そのコースを走る間、あちこちに湧水がありこれもまた趣がありました。

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早明浦ダムを一回りして、次に向かうのは2日目のメインの目的地である
本山の有名カフェ「カフェ ミシシッピ」へ。
つい先日あのピーター バラカンがこのお店の裏のアトリエで
トークイベントをやったり、
あの近藤房之助さんがライブをやったり(近々またあるらしい)かなり名の知れたカフェです。
高知に移住した有名な某ブロガー氏もブログに書かれていたそうです。
外観のインパクトが凄まじくて、知らなかったら入るのを躊躇するレベルですが、
入ってみてもやはり中々のものです。

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エキゾチックなラグや装飾品で埋め尽くされたおもちゃ箱みたいなお店です。
お店と言うかお宅のような雰囲気で、ずかずか入っていっていいの?と思うほど
独特な雰囲気がありました。
店内の薪ストーブの上の張り紙には、「NO MARIJUANA SMOKING」の文字。
お店はブルースミュージシャンで写真家で画家でもある藤島さん、
奥様のノブさんと2人で切り盛りされていて、看板犬のミンケがいます。
大人しくていい子でした。
お店の中央には反個室のように壁で区切られた箇所があり、
そこには大きなテーブルが置かれていて、藤島さんと他数人の常連と思われる方が
何やら秘密の会合のような雰囲気の集まりが行われていました。
そこも見てみたいなと思ったけど、お話の邪魔になってはいけないので
薪ストーブの暖かい場所に座って、コーヒーとアップルパイを注文。
ミンケと遊びながら、お店を拝見しながら待っているとアップルパイ来ました。

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でかい。
これ全部食べられるのか?!と不安になる程大きい。
しかし食べてみると、これがとても美味しい。
アップルパイでリンゴがドロッとしているのは余り好きではないのですが
このアップルパイは見ても分かる通りしっかりリンゴの歯ごたえが残っていて
これでもか!というくらいリンゴをしっかり使ってありました。
とてもシンプルで大好きなアップルパイです。
1の位を四捨五入して40年生きてますが今まで生きてて食べたアップルパイの中で
カフェ ミシシッピのアップルパイが一番美味しかったと言っても過言ではありません。

しばらくすると秘密の会合から抜け出してきた藤島さんが
我々に話しかけて来てくださいました。
ピーター バラカンがイベントに来たときのことや(Sさんも見に来たそう)
近藤房之助のライブの時のことや、
高知、特に本山に移住してきたちょっと有名な人たちの話、
ご自身がミシシッピやヨーロッパを放浪していたときのことなど
土佐の方言で熱く語ってくださいました。
Sさんと方言で話してるのは、理解できないところもありましたが、
土佐の方言は大好きです、性別年齢問わず、土佐の方言を聞くのは大好きです。

すると秘密の会合が行われていた、囲われたスペースから人が出て行き、
我々もそこへ連れていかれました。
そこにはまだ男性2人が座っていらっしゃって、私が福岡から
寺田さんが好きで高知に度々やって来ては毎朝お墓参りに行くと話すと
男性の1人がお墓のすぐ近くに住んでいらっしゃるとのこと。
しかも前日にSさんに車で連れて行ってもらい、車を停めた場所のすぐ近く。

それにしても高知市内から結構車でも時間かかるのに、わざわざ来る人が多いことに驚きましたが
あのお店の不思議な雰囲気と、アップルパイの美味しさと、
藤島さんとノブさんの人柄、やり取りを見ていたら納得です。

その後、店から離れた所にある、ピーター バラカンがイベントを行い
近藤房之助がライブをしたアトリエへ。
アトリエというとこじんまりした感じがしますが、これがとても広い!
夜になると妖しげな照明で演出された不思議な空間が広がります。

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分かり難くてスミマセンが、ゆったり座れるソファがずらりと並んでいて、
我が家のような感覚でライブやイベントを鑑賞できる素敵な空間です。
こんなところでロックパーティーなんかできたら楽しいよなー。
来るの結構大変だけど、オールナイトするしかないみたいな場所だから
開き直って安心して朝までいられそうな気がします。

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ステージもこんな感じです。
こういうゆったりくつろげるハコでのライブ、行ってみたいなー。
近藤房之助さん、観たい。

名残惜しくはありましたが藤島さんとミンケに別れを告げて高知市内へ。
沢田マンションに車を置いて、徒歩で繁華街へ歩いていると、予想外の雨。
傘なんか持ってないし、そもそも雨降るとか言ってなかったし。
でも前日頑張り過ぎて、天気をコントロールする力を使い果たしたのでしょう。
そんなこともありますとも。

そしてSさんのおすすめのお店、帯屋町の「関羽」へ。
福岡(というか久留米)は焼鳥で有名ですが、意外と高知にも焼鳥屋さんがありました。
ここの関羽も焼鳥が非常に美味しかったです。
キャベツも福岡と同じく食べ放題でした。

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右のお皿に2つだけ残っている灰色の塊は茹でタンです。
タンを茹でるとは中々斬新、私の好きなこりこりした食感で病み付きになりました。
次に高知来たらまた絶対食べに来ます!
このお店なら独りでも入れそうです。
ただ繁盛店でお店も小さいので、人が多いかもしれないなという心配はありました。

ここで本当に数年ぶりにアルコールを解禁いたしまして、
久しぶりにビールを飲みました、美味しかった。
ビールってあんなに美味しかったかなと思います。
やっぱり焼鳥にはお酒が合う。
かなり久しぶりだったので、以前では考えられないようなゆっくりペースで
少量ビールを飲んでいたワケですが、
詳しくは割愛しますが、酔いが回る前にSさんに関する超衝撃的な事実が発覚しまして、
酔っている場合でもなくなってしまったのです。
いやもしかすると酷く酔っ払っていて、夢だったのではなかろうかも思うほど
私って凄いな、持ってるなと感じた出来事でした。
37年弱生きていて、最高に驚いたことに間違いありません。

そもそも私が高知県に興味を持ったのも、好きになったのも
寺田寅彦さんが始まりだったわけですが、
実は遡ること20年くらい前にもちょーっとだけ縁があったのです。
他にも新しい友人で高知と縁のある人もいたりして、
何かもう呼ばれてるとしか思えない、移住するしかないのではないか。

「関羽」を出て、もう1軒Sさんおすすめのお店、今度はバーへ。
Sさん曰く「酔っぱらってないとお店が見つからない」という細い細い路地にある
「一千一秒」という詩人のマスターがいるバーでした。
ビールも飲んだし、遠慮することもないので、大好きなウィスキーをロックで。
上品で文学的な香りの漂う素敵なマスターでしたが
話すとそこはやはり土佐の人。
方言も素敵ですし、とても気さくな方でした。
「独りで来ても大丈夫ですか?」と訊ねたらもちろんいいとの御返事だったので
次から独りでも来られるお店のリストに並びました。
ウィスキーも美味しかった、お酒ってこんなに美味しかったっけ。

高知はお酒飲まない人は居住資格がないそうなのでw
高知へ行ったときにはしっかり飲むというスタイルを心がけようと思います。
福岡では飲まなくてもいいかな、色々面倒だから。

以上で高知の旅2日目終了です。
翌日二日酔いが心配でしたが、全く要らない心配でした。
いいお酒を飲めたと言うことだと思います。
心底びっくりしたけど、本当に楽しかったですから。

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