アイラブユーゴ(全3巻)

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百瀬亮司、亀田真澄 他

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亀田 真澄、山崎 信一 他

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どのタイミングで感想を書こうか悩んでいたのですが、
2巻を読み終わった時点で、これは3巻まで揃えて、読み終えて
1つのシリーズとして感想を書こうと決めて待ち、
結果こんな中途半端な時期に感想を書くことに相成りました。
時々このブログにユーゴ関連(まぁ映画がメインですが)でいらっしゃる方が見受けられるので
ぜひともご紹介しておきたい「アイラブユーゴ」シリーズ!
私がユーゴ愛に目覚めたきっかけと言うのはサッカーでした。
ピクシーが好きとか、98年の日本が初出場したフランスW杯で
同じグループにいたクロアチアに惚れ込んだとか(これも運命的と言えば運命的)
そんなようなことだったわけです。
このW杯にはユーゴスラヴィア代表も出場していて
ベスト16までは進んでいました、ピクシーもいましたね。
サッカーの話は長くなるので興味があれば「引き裂かれたイレブン」で検索してください。

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サッカーが入口になってユーゴスラヴィアという消滅した国に興味を持ったわけですが、
割とその前から縁はあって英語を教えてくれていたイギリス人に
色々コソヴォの空爆の話を聞いたりはしていたんですよね。
ただユーゴスラヴィアと言う国はとにかく複雑すぎる。
歴史を遡ると平気でオスマントルコだのオーストリアハンガリー帝国だの出て来るし
宗教も正教系カトリックイスラムと入り乱れてるし、
国境は海で囲まれ、「日本人」という括りで何の問題もなく
疑いも持たずに生きてきた日本生まれの日本人には到底理解できないカオス。
そして血で血を洗う内戦の暗い歴史がある。
そんなユーゴスラヴィアという国を決して暗い歴史ではなく、
当時の政治、経済、文化、人、スポーツ、食べ物等々
ユーゴスラヴィア国民が普通の生活で触れていたことを
写真あり解説ありで纏められた、実に分かりやすく
それでいて非常に濃い内容のユーゴスラヴィア本。
こういう本が欲しかったんだ!!!と小躍りして喜びました。
もう1冊出るごとにどれだけ次の発売を待ち、
最終巻の3巻で「もうこれで終わりなんだ」と悲しんだことか。
そもそもこの「アイラブユーゴ」シリーズとの出会いと言うのが実に偶然で、
今の勤務先の東京本社から人が来たときに
その方が旧ユーゴの構成国Sに留学していたことがあるという話を聞き、
それをTwitterでツイートしたらRTされていたのです。
誰だろうと思ってプロフィールを拝見したら
「アイラブユーゴ」シリーズの編集者の方だったというわけ。
深いユーゴ愛が私を導いてくれたに違いない!
更にちょうど1巻(ユーゴの政治、民族、宗教など)を読んだ数日後、
これは本当にびっくりするほど偶然だったのですが
大阪に住む親友殿、某hdk氏がThe Radio Dept.の曲についてツイート。
この曲です。

この曲で繰り返される「Smrt fašizmu, sloboda narodu!」というフレーズが
ちょうど「アイラブユーゴ1」に出て来ていたのです。
ユーゴスラヴィア、パルチザンの人民英雄スティエパン フィリポヴィッチが処刑される直前に
5,000人の人民の前で言ったとされ、
ユーゴスラヴィア人民解放戦争のスローガンとなった言葉です。
こういうタイミングって重なるもんですよね。
そしてこのシリーズは写真や記事の内容も然ることながら
各巻の著者の方のユーゴ愛に溢れた「はじめに」が心に染みるのです。
普通に生活していて「ユーゴスラヴィア」と言っても
ちょっと知っている人ですら「ユーゴスラヴィアって・・・今もう国ない・・・よね?」
みたいな反応しか返ってこないのに、
日本のどこかにこんなにユーゴ愛に溢れた方がいらっしゃるのかと思うと
ちょっと目頭が熱くなってしまいます。
そして著者の皆様、編集者の方のTwitterのアカウントもあり
皆様のアカウントをフォローして事あるごとにあれこれリプライや
RTしたり、してくださったり、やり取りをさせていただいたものですから
ただ買って読んだだけであるにも拘わらず、
自分もすごく深く関わらせて頂いたような気がして愛着が湧いています。
せめてユーゴノスタルギストの同志にこのシリーズの存在を知らせ、
微々たるものでも本の売上に貢献するくらいのことはせねばと
このエントリを立ち上げてた次第であるのです。
まぁ貢献できても1冊か2冊くらいだとは思いますが。
1巻=大人編(政治、歴史、民俗、宗教など)
2巻=男の子編(スポーツ、建築、乗物など)
3巻=女の子編(ファッション、音楽、芸術、食べ物など)
とざっくり分かれていますが、私のように
「サッカーユーゴスラヴィア代表!! ボスニア ヘルツェゴヴィナ代表!! ピクシー!!」
という女の子(という年齢ではないが)もおれば、
男の子でも「ロマ音楽!! バルカンビート!! クストリッツァ!!」な人もいるので
ちょっと気になるテーマから読んで行けるのが良い所。
ユーゴスラヴィアサッカーとかエミール クストリッツァが好きで
ユーゴスラヴィアが好きで検索して
このブログに辿り着いた方、ぜひ読んでみてください!

アイラブユーゴ(全3巻)」への2件のフィードバック

  1. 飛溺

    SECRET: 0
    PASS: 32f645afefd57a52ae061b01bd38c719
    「女の子編」がもっとも気になるのはある意味間違っていない気がするw
    まだ「大人編」しか読んでなかったので、このエントリーを機にポチってきたー。
    偶然に参加できてよかったよかった。
    それにしてもThe Radio Dept.のメンバーはユーゴ好きなのだろうか、そこも気になる。
    本人たちに聞いてみたいよね。
    というわけでスウェ語の学習を引き続き頼んだw

    返信
  2. KAORIE

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    私が言う事でもないけどw本の売り上げに貢献してくれてありがと!
    東西冷戦時代の懐かしい感じは、東ドイツを題材にした映画に共通する物もあり
    少しでも当時を知ってると、何かこうノスタルジックな感じで面白いんだよね~。
    テーマによっては興味ないのもあるかもだけど、
    写真は貴重なのもあって豪華だし、男の子編も女の子編も面白いよ!
    The Radio Dept.どうやろう。
    何かインタビューとかで言及してるかもしれんけど、
    この人たちそもそもあんまりインタビューとか見かけんよねw
    スウェ語でも見つけたら頑張って翻訳するわ~w

    返信

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