映画雑記

今まで鑑賞メーターで映画の感想をまとめていたのですが、
ラインナップが揃っているようないないような感じなので、
ブログで感想を書く形に戻したいと思います。
まず、高知に行くバスに乗る前に観た「オンリー ラヴァーズ レフト アライヴ
ジム ジャームッシュ監督の映画って観たことないなぁと思っていたけど、
よく考えたら「ナイト オン ザ プラネット」もジャームッシュですね。
これは大好きな映画です。

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(2009/09/25)
ウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ 他

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長い長い時間を、伴侶と音楽と共に生きてきた吸血鬼たちの物語でした。
日の光の届かない暗い映像と、どんよりと重たい音楽に
最初の10~20分は完全に睡魔に負けていました。
夢と映画の間をゆらゆら彷徨ってるうちに、夢の方に行っていた感じ。
吸血鬼のアダム役のトム ヒドルストン、イヴ役のティルダ スウィントン、
イヴの妹で何かと問題を起こしてはアダムとイヴを困らせるエヴァ役の
ミア ワシコウスカ、この3人がとても絵になっていて、
もうそれぞれをこの映画と関係のないところで観ても人間に見えなくなりそうです。
ティルダとミアを姉妹役にしたのは見事でした。
実際は親子でもおかしくない年齢差なのですが、違和感なしです。
そして時間的には僅かですがイヴに良質な血液を手配してくれていた
マーロウを演じていたジョン ハート。
あの渋さと存在感と人間離れした感じは、
他の俳優ではなかなかできないだろうなぁと惚れ惚れ観てしまいました。
音楽は終始ダウナーしたが、とても素敵でした。
アンダーグラウンドなミュージックシーンで活躍する
人気ミュージシャンのアダムが作る音楽は
人間の心臓の音とは違うリズムで奏でられているようでした。

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(2012/12/05)
ジョゼフ・ヴァン・ヴィセム&ジム・ジャームッシュ、ティルダ・スウィントン 他

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ジム ジャームッシュ監督と
オランダ人のリュート奏者のジョセフ ヴァン ヴィセムのユニット、
ジョゼフ・ヴァン・ヴィセム&ジム・ジャームッシュによる、
映画に使われた音楽が収録されたCDのようです。
元はCDの方が先なのかな・・・?
CDにはティルダも参加しているようです。
光にふれる
台湾の盲目のピアニスト、ホアン ユィシアンの自伝的映画と言ってもいいでしょう。
盲目のピアニスト、ユィシアンが大学に入り、
一緒にバンドをすることになるルームメイトや、
ドリンク屋さんの店員でダンサーを夢見るシャオジエとの交流で、
成長していくお話です。
ユィシアンのサクセスストーリーのようでいて、
仲間との絆を描いた友情モノでもあり、ちょっと恋愛要素も
あるような、ないような(笑)
「目が見えないからコンテストで賞を取った」と心無いことを言われて以来、
コンテストに出なかったユィシアンが、
一見冷淡だけど、ユィシアンの才能を見抜いている美人な先生にはめられた格好で
コンテストに出ることになってしまいます。
「そんなにうまくいかないだろ~」と思いつつ、
でもバンドと一緒に生き生きとピアノを弾くユィシアンと、
同じときにダンサーのオーディションを受けていたシャオジエがキラキラしていて
すっかり映画の世界に引き込まれてしまいました。
いい映画だったなぁ。
音楽もよかったです。

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(2012/10/26)
電影原聲帶、O.S.T. 他

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さよなら、アドルフ
ナチスドイツに迫害されたユダヤ人目線の書籍や映画は多いけれど、
ナチスドイツ側だった人間の目線による作品は、
ドイツにはあまりないようです。
とあるナチスドイツの幹部の子供たちが、戦後どうやって生き抜いたかを垣間見ることのできる、
珍しいタイプの映画です。
着の身着のままで家を出て、母親と子供4人と赤ちゃん1人、匿ってもらいながら生活していたけれど、
母親が出頭し大人がいなくなってしまいます。
弟の1人が食べ物を盗んでそこにいられなくなると、
ハンブルグの祖母の家へ行くために、子供だけで長くてつらい旅をすることになります。
題材としてはとてもデリケートで難しい問題だからなのか、
感情的に煽るようなところはなかったような気がします。
淡々と、こういうドイツ人もいたという事実を描いていると言った風でした。
だから観ていても、泣いたりするようなことはありませんでした。
時々描写が甘いんじゃないかと感じる箇所があったけど、
もしかするとやむを得ずカットしたようなことがあったのかもしれません。
この映画を観て感動したというのは、いくら考えても違うと思います。
でもいい映画でした。
撮ってくれてよかった。
ただ「さよなら、アドルフ」というタイトル。
アドルフは関係なくはないけど、
手塚治虫の「アドルフに告ぐ」よりは、関係ありません。
原題は「LORE」と言って、主人公の名前です。
「暗闇のなかで」というレイチェル シーファーという人の小説がありまして、
その小説が3部作になっているのですが、
その内の2番目の話を映画化した物です。

暗闇のなかで 暗闇のなかで
(2003/08)
レイチェル シーファー

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The Dark Room The Dark Room
(2002/02/07)
Rachel Seiffert

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アイム ソー エキサイテッド!
ペドロ アルモドヴァル監督のコメディ。
車輪が出ないので着陸できず、
スペイン上空を旋回している飛行機の中で繰り広げられる、
乗務員も乗客もゲイもノンケも男も女も入り乱れての結構お下品なドタバタ劇です。
「オール アバウト マイ マザー」以降をメインで観ていた私は
アルモドヴァルってこんな監督だったっけ・・・?でした。
ただアートっぽい映画とか、いい映画ばかり観ていると、
ときどきこういう「良心的な」お下劣コメディが観たくなるんですよね~。
そういう点ではかなりのヒットでした。
エンディングのMetronomyのThe Lookって曲も80年代っぽくてよかったです。

イングリッシュ・リヴィエラ イングリッシュ・リヴィエラ
(2011/04/20)
メトロノミー

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(追記)
この「アイム ソー エキサイテッド!」の音楽担当が
アルベルト イグレシアスと言って、アルモドヴァル映画の音楽を多く手掛けているのですが、
この人実は、「裏切りのサーカス」というゲイリー オールドマンやコリン ファース、
「オンリー ラヴァーズ~」にも出演していたジョン ハートも出演していた
激渋スパイ映画の音楽も担当しているのです。
あの激渋映画の中で数少ない彩り鮮やかなパーティーのシーンに
フリオ イグレシアスの曲を使うセンスいいな~と思っていましたが、
あの「裏切りのサーカス」と何一つ共通点のなさそうな「アイム~」の音楽を
同じ人が手掛けているのだからびっくりです。
でも嫌いじゃないです、この人の音楽センス。

裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [DVD] 裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [DVD]
(2012/11/02)
ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース 他

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