夏目漱石/小宮豊隆著

夏目漱石 上 (岩波文庫 緑 85-1) 夏目漱石 上 (岩波文庫 緑 85-1)
(1986/12/16)
小宮 豊隆

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夏目漱石 中 (岩波文庫 緑 85-2) 夏目漱石 中 (岩波文庫 緑 85-2)
(1987/01/16)
小宮 豊隆

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夏目漱石 下 (岩波文庫 緑 85-3) 夏目漱石 下 (岩波文庫 緑 85-3)
(1987/02/16)
小宮 豊隆

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夏目漱石先生の門下生、小宮豊隆氏による夏目先生本。
一応全部読みましたが、これは夏目先生の書いた物を読んで、
キヨさんの「漱石の思ひ出」

漱石の思い出 (文春文庫) 漱石の思い出 (文春文庫)
(1994/07)
夏目 鏡子、松岡 譲 他

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を読んでいたら、そんなに特別読む必要無いかな、
あんまり新しい情報ないな、という感じ。
小宮さんの夏目先生に対する尊敬は感じます。
ただあまりに先生を美化しすぎて、
時々先生が情緒不安定で家族に手を上げたりするのも、
「キヨの理解が足らない」みたいなことを書いてありました。
それは違うんじゃないかなぁ。
キヨさんは悪妻という説は知られていますが、
キヨさんも少し情緒不安定で、朝起きができないくらいのことで、
夫の洋行中、新しい着物も仕立てられないような貧乏の中、独りで子供育てて、
手を上げる夫に愛想尽かして離婚するでもなく、
「私を嫌いなら離婚もするが、病気なら仕方ない!」と生涯連れ添い、
子供を7人も育てた上に、小遣いせびりに来る門下生の面倒も見てやった人です。
これを悪妻だと言うなら、良妻のハードルはどれだけ高いのかと。
だから小宮さんの書き方に、ちょっとカチンときたところもありました。
それでも色んな文献から夏目先生の言葉や書簡を集め、
よくぞここまでまとめてくれた!と感謝はしております。
面白いのは夏目先生のことよりも、自分のことの方が客観的に見られてること。
盲目的に夏目先生を好きだったんでしょうねぇ。
キヨさんの「漱石の思ひ出」、小宮さんの↑の3冊を読んで、
また夏目先生の書いた作品を読みたくなりました。
なので、夏目先生の日記集も買ったのですが、
「草枕」をとりあえず再読することにします。
満足したら、夏目先生の真の愛弟子、寺田寅彦氏の随筆を読んでみたいです。
夏目先生を好きになったおかげで、読みたい本の冊数が激増しました。

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