こわれゆく女

こわれゆく女 HDリマスター版 [DVD] こわれゆく女 HDリマスター版 [DVD]
(2009/11/20)
ジーナ・ローランズ、ピーター・フォーク 他

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あれ、DVDあったんだ!と、今気付きました。
去年検索したらどこにもなくて、
今回ジョン カサヴェテス レトロスペクティヴで上映されると聞き
すごく楽しみにしてたんだけどな。
というわけで、福岡のミニシアターの最後の砦、KBCシネマで観て来ました。
ちょうど家がゴタゴタしていたときに観る映画ではなかったな凹と思うほどに
中々精神的に応える映画でした。
妻ジーナ ローランズを筆頭にカサヴェテスのファミリー(本来の意味で)勢ぞろいみたいな映画でしたが、
あれを撮影している最中、家族関係微妙な雰囲気になったりしなかったんでしょうか。
この映画はカサヴェテスが舞台用として作る予定だったのを、
ジーナが「こんなもん舞台で長期間よーできんわい!」と映画になったとか。
土木作業員のニック(コロンボ)とメイベル(ジーナ)。
3人の子供をメイベルの実家に預けて、2人で過ごすという夜に、
急な仕事でニックが帰れなくなるのです。
元々ニックの同僚までもが「情緒不安定だ」と思っていたメイベルが
その夜を境に更に精神を病んでいくというストーリー。
メイベルは確かに病んでいるけれど、ニックもどっこいどっこい。
メイベルに対する愛情というより、
普通の妻、普通の母の理想的な姿であってほしい、
そういう妻を愛しているのであって、
病んでしまって奇行が目立つ妻を「そんな筈ない」と思いたいだけ。
だから同僚に「ちょっと情緒不安定」とか言われると、
「家のことは何でもできる!」とやけに切れたりする。
だからニックの行動を見ていると「そうじゃないんだよ感」満載。
エゴですよね。
メイベルが病院に入院させられ、帰って来た後に、
「私を愛してる?」とニックに訊いたら、即答できずに微妙な表情。
それでも最後は普段どおりの夫婦っぽく終わって、
あぁ結局ニックは、メイベルの心の闇には目を瞑って
きちんと向き合えないまま共に生きるんだなと思いました。
何にしても、主演2人の演技が大迫力でした。
仕事終わって腹ごしらえも出来ないまま観始めたから、
空腹で死にそうだったのもあるけど、しばらく気分悪かったです。
そのくらい、観るのにエネルギーを必要とする映画でした。
もっと自分のコンディションがいいときに観たかったわ・・・

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