映画鑑賞メモ(ネタばれ注意)

英国王のスピーチ
コリン ファースがオスカー獲ったときから観たかったのですが、
どうしよう行く暇ないななんて二の足を踏んでいました。
しかし先日のウィリアム&キャサリンのロイヤルウェディングを観て、
いやこれはやっぱり行かねばなるまいと、GWの間に行きましたよ。
キャサリンのティアラが、この映画の主人公、
ジョージ6世、エリザベス女王のお父さんからもらったものだとか。
ずばりいい映画でした。
ジョージ6世を演じたコリン ファースも、国王の妻を演じたヘレナ ボナム=カーターも
渋くていい俳優女優になりました。
ジェフリー ラッシュ演ずるジョージ6世の言語聴覚士ライオネルの
フリーダムな感じも面白かった。
戦争勃発を目前に、ジョージ6世がラジオで国民に語るメッセージ。
後ろに流れるベートーヴェンの交響曲7番で泣きました。
マーラー 君に捧げるアダージョ
5月13日に閉館になったシネリーブル博多駅での最後の映画。
「アメリ」とか「ブロークバック マウンテン」とか色々観たな。
「非・バランス」もここだったような。
映画は監督が「バグダッド カフェ」のパーシー アドロンと息子のフェリックス。
作曲家マーラーが、妻が浮気をしていることで悩み、フロイトに相談に行き、
あれこれ語るお話です。
話の内容その物よりも、使用されているマーラーの音楽と、
アドロンによるヴィヴィッドで幻想的な美しい映像を楽しむ映画でした。
マーラーの妻、アルマ役のバーバラ ロマーナー、
ワタシの好きな顔ではありますが、
マーラーと19歳も差があるようには見えなかったなぁ・・・。

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現在上映中の「ブラック スワン」のダーレン アロノフスキー監督の作品。
観ると気が滅入る映画の第1位。
一度観てみたかったのですが、いや、確かにこれは気が滅入る。
テレビとチョコレートが生きがいの年老いた母と二人で暮らすハリーが
友人のタイロンと麻薬の売買で大儲けしようと企むものの、
恋人のマリオンとともに自分が麻薬中毒者へまっしぐら。
母親はテレビに出演できるとだまされて思い出の赤いドレスを着たいとダイエットをするも、
ダイエットピル(覚せい剤?)に手を出して廃人。
友人のタイロンも捕まってしまい、マリオンは麻薬欲しさに売春、
ハリーは麻薬の打ちすぎで腕が腐り切断するという救いのないお話。
ただ映像がシャープでお洒落なのと、音楽もエッジが利いててかっこいいし、
そこまでどんよりはならないかもしれない。
少なくとも自分は無縁な世界だと思っているし、というより、
無縁でいるべきだと思っているから。
ハリーが母親のところに帰って、仕事を見つけた(混ぜ物した麻薬の売買w)から
テレビを買ったと報告するシーン。
母親のテンションがやけに高く訝しく思っていたら、
歯ぎしりで母親がクスリに手を出していることに気づく。
「そんなクスリ使っちゃダメだ」と母親に言うハリーの真剣な表情。
あの場面が結局、ハリーや母ちゃん、タイロンもマリオンも、
元の生活に戻れる最後のチャンスだったんだろうな。
そういうチャンスがあるのに、無駄にする、自業自得なんだ。
「ブラック スワン」はますます観たくなりました。

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恋愛映画あんまり観ないんですが、音楽が気になって観たかったのです。
何やらリンゴ スターさんネタもあるとか聞いて。
主人公のサマーがビートルズのメンバーでリンゴが一番好きという
ちょっと変わった女の子なんですね。
いや、よく分ってる子だと思うよ。
そんなサマーと、トムの爽やかでほろにがな恋愛映画でした。

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何事も順番って大事だなと思いました。
悪天候の休日にDVDが溜まっているので消化しようと、
「500日のサマー」を観て、この「ノー マンズ ランド」を鑑賞。
以前、「となりのトトロ」が公開された時、ワタシは劇場では観ていませんが、
同時上映があの「鬱になる映画」で常に20位内にランクされている
世界が認める日本屈指の鬱映画、「火垂るの墓」だったわけですが、
あの2本をどちらを先に観るかでずいぶん思い出が変わったという人がいます。
少なくとも「トトロ」が後ならそこまでトラウマにはならないはず。
で、「ノー マンズ ランド」を「500日のサマー」の後に観たのはちょっと失敗でした。
ボスニア紛争時にスレブレニツァというところで
セルビア人勢力がボスニア人(ボシュニャク)に対するジェノサイドを行ったときに、
指揮を執っていたムラディッチという人物が、
つい数日前にセルビア国内で逮捕されました。
その数日前に「ノー マンズ ランド」をTVで録画していて、
そうだ、今こそ観ようと思って観たんですけどね。
セルビア陣地とボスニア陣地の中間地帯の塹壕で、
怪我を負ったボスニア人のチキとツェラとセルビア人のニノが一緒になり、
そこで繰り広げられるドタバタが戦争の縮図だというお話なのです。
しかもツェラは死んだと思われて、ニノと一緒に塹壕へ来てチキに射殺されたセルビア人が
体の下に特殊な地雷(踏んでも爆発しないが、そこから離れると爆発する)を埋めてしまって
身動きが取れずただ横たわっていることしかできない。
観ると気が滅入る映画1位の「レクイエム フォー ドリーム」よりも、
もっとどんよりなってしまいました。
ブラックユーモアを交え、結構軽いタッチで作られた映画なのですが、
セルビア人ニノとボスニア人チキは互いに「てめーらが戦争始めたんだろ」と銃を向け、
共通の知人がいたと分かり、一瞬意気投合しかけるも
ナイフをかざして相手に責任をなすり付け、
事あるごとに対立して、結局両方死んでしまう。
国連のおエライは中立で人道支援しかできないと言い、
体の下に地雷を埋められた人間がいても面倒は嫌だと救助に二の足。
スクープと見るやハエの如くたかってくるマスゴミにとっては、
ネタがないと見るや戦争の現場も「ただの塹壕」
地雷を埋められたボスニア人は身動きは取れず、UNの地雷処理班もさじを投げ、
UNはマスゴミ向けには助け出した振りをして帰っていくが、
塹壕の中に取り残されたまま。
地雷の上に寝そべるしかない彼こそが、戦争で巻き添えを食う
罪のない一般市民の姿なんだろうな。
チキとニノが言い争ったり、取っ組み合いしてるのを見て、
「もういい加減にしろ」と言ってる姿なんて、「もう戦争なんかうんざりだ」と言ってる
一般市民の姿そのものです。
「レクフォー」は少なくとも、自分で立ち直れる可能性があった。
映画の中にも、ここでならまだ引き返せるという箇所があったけど、
「ノー マンズ ランド」にはそれがない。
あの映画に出てくる誰にも、選択の余地がない。
UNのフランス人の兵士が「傍観者も加害者だ」と気付くも、
上官の命令には逆らえないし、仮に逆らったところで、
ツェラの下に埋まっている地雷をどうすることも彼には出来ない。
地雷を埋められて取り残されたツェラがUNに置き去りにされた後、
どうなったのかは描かれない。
うっかり眠って寝返りうったら爆発して木端微塵。
水も飲めない、食事もできない、トイレにも行けない、死ぬしかないのです。
「レクフォー」の環境は気づけるかどうかはともかく
自力で回避できる可能性は大いにあるけれど、
「ノー マンズ ランド」は望みもしないのに気付けば巻き込まれてて、
どうにもならなくなったところで放置されるという、どこにも救いがない状態。
そしてそんな風に望みもしない戦争や紛争に
ワタシたちも気づかないうちに巻き込まれる可能性も大いにあるってことが、
またさらにぞっとした。
あんまりぞっとしたので、
「500日のサマー」の印象がすっかり薄れてしまいました。。。
でも何よりぞっとしたのは、このエントリを9割5分書き終えたところで、
PCがフリーズしたことでした。
FC2の自動保存機能は素晴らしいです、おかげで助かりました。

映画鑑賞メモ(ネタばれ注意)」への2件のフィードバック

  1. yuccalina

    SECRET: 0
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    大好きなエミール・クストリッツァ監督の作品が取り上げられてたので、コメントさせて下さい。ボスニア戦争以後の作品には「見ると鬱になる」のが多いかもしれないですね。私は旧ユーゴスラヴィア時代の「パパは出張中」「ジプシーの時」やジョニデ主演の「アリゾナ・ドリーム」が好きです。機会があったら、是非是非。

    返信
  2. KAORIE

    SECRET: 0
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    コメントありがとうございます!
    ユーゴスラヴィアが好きなもので、映画もいろいろ観ているのですが、
    紛争関連の映画はボスニア紛争も含め、クロアチア絡みも憂鬱になります。
    ただ、クストリッツァ監督の「アンダーグラウンド」は淡々と流れゆく歴史を描いている感じで、
    あまり憂鬱じゃなかったなと思います。
    「パパは出張中」はもちろん観ましたよ~、「アリゾナドリーム」は未見なので観てみます!
    「アンダーグラウンド」はまた全国(?)で上映される運びのようですね。
    こちらでもやってくれるかなーと楽しみにしております。

    返信

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