私信。

夜の闇を彷徨う
夜行性の生き物たちが蠢く。
帽子は月明りの下では意味もなく
呑気な君はそれを脱ぐと
もう少し僕と一緒にいたいと微笑んだ。
地図を見るのに夜の闇は不自由だが
帰るために辿る道のヒントは月が与え、
束の間の僕たちの謎解きは日の出をもって
君の眠りと共に終了してしまった。
正夢は遠くへ逃げて行った。
朝日は僕の現実を形成する要素。
美化された夢に顔を覗かせた夢と現実との狭間。
衝動に任せて、僕と共に夜の闇から白昼夢へ抜け出そう。