モナミ

2009年になりました。
いつまで経っても音楽と遊ぶことしか頭にない人のブログですが
どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。
普段から殆どテレビは観ませんが、
正月のように休みが続く上にあんなお屠蘇でほろ酔い加減のTV観てたら
悪い頭がさらに悪くなるので敬遠しております。
なので西新のGEOへ、紅葉八幡様に初詣がてらDVDをレンタルしに。
<レンタル>
「ぼくの大切なともだち」
「愛おしき隣人」
「once ダブリンの街角で」
「苺とチョコレート」
<中古購入>
「太陽」
先日しっかり観そびれた「ぼくの大切なともだち」と
とても観たかったけど福岡では上映なかったスウェーデンなど欧州数カ国の合作、
「愛おしき隣人」
音楽映画な雰囲気に惹かれた「once」と、
ずーーーっと観たくてDVDをようやく見つけた「苺とチョコレート」
「太陽」は上映あったので観たかったけど、
映画館と相性が悪くて結局観られなかった作品。
で、早速「ぼくの大切なともだち」と「苺とチョコレート」を鑑賞。
以下ネタばれ


「ぼくの大切なともだち」
骨董品のギャラリーを営むフランソワは仕事仲間との些細な口論から、
今月中(残り10日)に親友を皆に紹介するという賭けをする。
しかし愛想は悪く、他人に全く関心がない上、
物事は何でも金銭で解決できると思っているフランソワに親友はなく、
過去のクラスメイトや仕事のライバルを当たっても冷たくあしらわれるばかり。
そんなフランソワが誰とでも気軽に親しく話せるタクシーの運転手、
ブリュノに他人と親しくなる秘訣を聞き、トレーニングをするのだが、
対人関係の根本的なところで勘違いしているフランソワは
どうしても上手く他人と仲良くなれない中、
ブリュノとは少しずつ親しくなってゆくのだが・・・
ってなお話。
「あんたの葬式には誰も来ないでしょ、だって友達いないじゃん」なんてセリフ
言われたらそりゃあ凹みますよねー、辛辣です。
映画の中にいくつか「そのとおりだ!」と画面に向かって行ったセリフがあります。
フランソワのギャラリーの共同経営者が誰かの引用しながら、
「『愛は存在しない、愛の証拠があるだけだ』と誰かが言ったけど、それは逆で、
『愛に証拠はない、愛が存在するだけ』」
と言うシーンがありました。
深いですねー。
それと関係して、「親友とは一体どういうものなのか」というやり取りも出て来ます。
フランソワのそんな質問にブリュノは必死で答える、その姿勢が健気。
ただ不思議と「親友ってのはこういうもの」と具体的に例を挙げれば挙げるほど、
何か「それって、親友?」って疑問が生まれます。
相手の都合で午前3時とかに電話してきて、寝てるところ起こされればウザいし、
お金がないから1万円貸してくれって言っても貸してくれないし、
相談持ちかけても『そんなの分からんよ』とズバリ言われて凹んでも、
親友ってのはやっぱり親友なんじゃないんでしょうか。
それより悩みがあるんだから午前3時に電話しても怒らないでよ、親友でしょとか、
親友なんだからお金に困ってるときは貸してよとか、
「分からない」なんて薄情なこと言うなんて、親友じゃないの?とか言うと、
もう全然親友じゃないというか、都合良く利用してるだけですよねぇ。
親友でしょ?なんて確認事項はなくて、
自分はその人を親友と思っているし、
どうやら向こうもそう思っているようだ、という両者の暗黙の了解と、
困っているから助けてくれと言われなくても、
相手が困っていたら、無理にならない程度に手を貸す、
そんな姿勢の絶妙なバランスで出来てる関係なんだと思いました。
「親友って何?」って考えたりせずとも、親友ってのはただ親友なんだと、
改めて親友の存在を考えた、コミカルなフランス映画でした。
親友って文字を何度も打っていたらゲシュタルト崩壊始めたので次の映画。
「苺とチョコレート」
これがねー、もう何年も前から観たかったんですよ。
大阪のTSUTAYAでDVD発見して、福岡でも探したら、いつもの所にありました。
探し方が足らなかった模様です、お恥ずかしい。
そしたらこのDVD、あのUPLINKさんが出してるんですね、納得。
この映画、恐らく映画館上映時から観たい観たいと思って早15年かそこら。
オレ、何歳だった?と数えたら14とか15とかそこらですよ、衝撃。
あー、でも間違いないだろうなー。
ちょうどその頃夕方5時くらいにWOWOWでクリス ペプラーが出てた
パイナップルって無料情報番組があって、それでこの映画を知ったんですよ。
この番組で知った音楽、映画多いんです。
Ace Of Baseのとかカーディガンズの1stなんかもこの番組で知ったと思うし。
懐かしいなー。
それだけ長いこと気になって観たいと思っていながら、一度も観たことがなかった。
それがやっと観られたのは、
やはりbruit blancの飛溺氏がこの映画が好きだというお話を聞き、
大阪でDVDを発見した流れがあったからなんでしょう。
このタイミングで観るべき映画だったと。
恋人に振られたバリバリの若き共産主義思想で、ノンケ青年のダヴィド。
最初はアイスクリーム屋でナンパしてきた、
苺アイスを食べる反体制的で、芸術を愛するゲイのディエゴを毛嫌いするけれど、
ルームメイトのミゲルに「そいつはあやしい、身辺見張れ」と命じられ、
何度もディエゴのアパートメントに通ううちに次第に親しくなってゆく。
簡単に書きましたが、芸術と政治、愛情と友情という、
両雄並び立たず的な2つのテーマを同時進行させているのだから、
ラテンのノリで割とサラッと描いているけれど、
難しい映画なんですよね。
救いどころはダヴィドが非常に純粋であるがゆえに
共産主義思想に傾倒しているけれど、
純粋だからこそディエゴの人間性に魅力を見出すと、
ディエゴが「ゲイ」であることに拘らないというか、
そういうディエゴを親友だと思えるようになった・・・のかな。
最後のシーン、これまで一度もディエゴと触れあわなかったダヴィドが
自らディエゴを抱きしめるシーンには心動かされました、久々に映画で号泣した。
しかもそのシーンをお涙ちょうだい的に延々しなかったのも、
エンドロールの間中泣いた原因です。
この映画を撮影していた時期が、
キューバと言う国の同性愛者の立場がどうだったかよく分からないけど、
規制入ったりしてるのかな。
アメリカ映画だったらもっとあのシーン引っ張るよね。
で、も一つぜひ書いておきたいのは音楽!
ラジオから流れて来るキューバ音楽と、マリア カラス。
こういうの好き過ぎ!!
以前このブログで触れました、ゲイ映画50選
「苺とチョコレート」が選ばれていないと憤慨する
飛溺氏の気持ちがようやく分かりました。
これは納得いかんわ。
少なくとも僕は「ブロークバック マウンテン」より「苺とチョコレート」が好きです。
というのも、ダヴィド役のウラジミール クルスが
僕の今とても好きーーーな人に感じが似てるってのも大いにあるんですが、
それはトップシークレットの方向で(笑)

モナミ」への2件のフィードバック

  1. 飛溺

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    「苺とチョコレート」のパンフも確か残しておいたはず!
    あと、単行本も持ってんだわ。
    次回の持参品がまた2つ増えてしまいましたな。
    映画についてのコメントは長くなること必至なので却下。笑
    ほほー、感じが似ているのかー、意外やなー。
    そういや「once ダブリンの街角で」の主役コンビの2人が
    今月に来日するのー、しかもライヴで。笑
    でも東京だけなんよな、ちくしょうめ。

  2. KAORIE

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    次は忘れずにお受け取りいたしますー、ありがとねー。
    この前は荷物コンパクトにまとめすぎてたし(笑)
    「苺とチョコレート」も語りたいことが多いし、
    その後ディエゴがどうなるのかなんて続編まで考えてしまうね。
    ダヴィドに似てるのは横顔の第一印象とかで、
    さすがにダヴィドみたいに濃くはない(笑)けど外人顔なのだ。
    純粋な日本人・・・?って感じ。
    まだ映画は観てないけど、スウェル シーズンだっけか。
    下手に急いで映画観ると、来日公演行きたくなるから、
    来月くらいまで観るの控えようかな(笑)

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