Across The Universe考

bruit blancでNeilさんというアーティストさんが、
素敵な選曲でカバー曲のアコースティックライブをしてくれました。
その中でビートルズの名曲、
「Across The Universe」がありました。
そのライブの後に、Neilさんとお話しながら僕が
「ジョンがこの曲のどのアレンジも気に入らなかったという
話が残っている」と言ったような気がします。
ちょっと記憶曖昧です。
ジョンの書いたこの名曲が、どのアレンジも気に入らなかったというのは、
確か「Let It Be…Naked」のライナーか何かで読んだのですが、
かと言って、「Help!」に収録されている「It’s Only Love」のように、
嫌いな曲だったという話は聞いたことはありません。
曲としては好きだったことは間違いないと思いたいです。
ただこの曲を聴いていていつも思うのは、
どうもこの曲、曲といい、歌詞といい、
ジョンの書いた曲というより、ジョージが書いた曲っぽい。
って話も、どなたかとした気がする。
僕がそう感じるだけかもしれないし、
音楽のテクニカルな面を調べたらジョンの曲で間違いないのかもですが。
そんなことを言いながら、
この曲をジョージが歌ってたらどんな風になってたのかなと
頭の中で妄想していたわけですが、
新幹線の中であんまり眠れないし暇なので、
色々考えておりました。
で、ある結論に辿り着きました。
この「Across The Universe」という曲は、ジョンが歌うためではなくて、
誰かが歌い継いでいくための曲なのではなかろうかと。
あまり多くは知りませんが、
この曲も何度かカヴァーされていて、
しかもそれがとても優れたものが多い。
特に「I am Sam」でルーファス ウェインライトがカヴァーしたのなんて、
ビートルズのどのバージョンよりも好きです。
Across The Universe/Rufus Wainwright

埋め込みできないんですって。
そしてFiona Apple Ver.

あと、今見つけた、ルーファス、Moby、ショーン レノンという
豪華面子のライブVer.

もしもジョンが無意識のうちに「誰かに歌い継いでもらうために書いた曲」なら
ジョンが自分で歌って納得できないのは分かります。
「どのアレンジも気に入らないんだよなー。お前歌わない?」って
ジョージに歌わせたら、それが一番気に入ったなんてことが有り得たかも。
もし今ジョンが生きていて、Rufusのカヴァー聴いたら、
大絶賛したかもしれません。
昨夜のNeilさんのアコースティックライブVer.もとても素敵でした。
ビートルズの初期にカバー曲をさも自分たちの歌のように
ものすごくカッコよく歌って
オリジナルの印象を薄くしてしまった(例:Twist & Shout)ジョンの
贖罪ソングなのではないでしょうか。

Across The Universe考」への2件のフィードバック

  1. けるる軍曹

    SECRET: 0
    PASS: d1c591b47271f630db3b5569e6d594da
    ビートルズって、メンバー同士のライバル意識がものすごいあって、
    それが良い意味で曲作りに昇華されてるバンドですよね。
    「ハードなシャウトならジョン」っていうイメージに対抗して
    「それならオレだって」って事で「ヘルタースケルター」が出来たり。
    そのポールだって「これはジョンが歌った方がホントはいいんだよね」
    って心のどこかで分かっていたはず。
    「アクロス・ザ・ユニバース」も、曲作りの才能を開花させてきた
    ジョージに対してジョンが「それならオレも」って作った部分も
    あるのかもですねー。
    だから「ジョージが歌ったら・・・」ってのが常に念頭にあって、
    「自分が歌ってる限り完成されない」って意識がどっかに残っていて
    「満足できない」のかもしれませんね。
    ジョージ版「アクロス・ザ・ユニバース」
    今となっては幻ですが、聴けるものなら聴いてみたい・・・。

  2. KAORIE

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >「自分が歌ってる限り完成されない」
    って意識がどっかに残っていて「満足できない」
    ということはですよ、ジョージが歌うと完成するけど、
    それが癪だという、嫉妬に近い感情もあったかもしれないですね。
    当の本人お二方がいない今となっては妄想の域を出ないけど、
    ジョンとポールの関係と、
    ジョンとジョージの関係ってのは全く違っていて(それは勿論そうですが)
    ポールは対等なライバルだと思っていたけど、
    ジョージはポールより年下だし、後からビートルズに入って来たわけだし、
    それまでは弟分だと思っていたのではないかなと。
    それがメキメキと頭角を現して来て、
    「こいつに追い抜かれるかも知れない」と恐れていたのかも。
    いずれにしてもジョージが歌う
    「Across The Universe」聴いてみたかったですねー。
    この曲、線の細いVo.が似合ってるなー。

コメントは停止中です。