死神の精度

Sweet Rain 死神の精度」を観てまいりました。
とにかく原作が好きなのです。
表紙を見て一目惚れし、読んでみてやはり好きな小説。
それを映画化するというので、何だかなぁ無理があるんじゃないだろうか、
金城武が千葉さんって、何か違う気がするけど・・・
などと思っておりましたが、意外に評判が良いので、
1,000円なら観ても良いかと行って来たのであります。
以下、ネタばれ


まず金城武。
「違うだろ」とか言って、本当にごめんなさい、間違ってました。
よくよく考えてみればルックスの良い3枚目のよく似合う俳優でした。
たどたどしい日本語の外国人と話しているような、
ずれた感じも非常に良く出てたし、
時々ものすごくかっこいい!
小西真奈美演ずる藤木一恵が公園で男2人に絡まれるシーン、
死神の「素手で人に触ると、触られた人間が失神する」特技(?)を生かし、
男2人を気絶させてしまった後、
植え込みに座り込んでいる一恵に
「2人はすぐに目を覚ます、ここから逃げよう」
って言うシーン。
惚れ直した
CD屋の試聴機で恍惚としながら(笑)ミュージックを聴いてるシーンも
幸せそうで良かったです。
ああいうシーンは死神の気持ちが分かります。
毎回毎回「また雨だ」って憂鬱そうに言ってる表情もよかったなぁ。
何だ、金城武、千葉さん役超合ってるじゃん(笑)
原作のエピソードの中から3つ選んで映画が出来上がっておりましたが、
一番好きなエピソードと、
一番好きなエピソード同士の絡みが変わっちゃってたのは残念でした。
でも1,000円で観る分には十分楽しめました。
映画の中では「死神と藤田」が面白かったです。
「めがね」でも良い味出してた光石研さんが
昔かたぎの893をコミカルに演じてらっしゃいました。
「死神と老婆」は原作でも映画でも、
他のエピソードと細かく絡んでいましたが、
原作の方が「お見事」でしたね。
映画は分かりやすすぎました。
時間に限りがあるから仕方ないんだろうけど。
というわけで、
「4分間のピアニスト」みたいにどっぷりはまるとまでは行きませんが、
(いや、「4分間」が異常だったのですが)
退屈な割りに慌しい日常を送る人間には
ちょうど良い清涼剤になったと思います。
また原作読んでみようかな。