<性同一性障害>就職内定取り消されデザイン会社に損賠訴訟

<性同一性障害>就職内定取り消されデザイン会社に損賠訴訟
性同一性障害(GID)による就職内定取り消しは違法として、
男性として暮らす女性(33)が、
広告デザイン会社「アドテクニカ」(静岡市駿河区)を相手に、
慰謝料など約198万円の支払いを求めた
損害賠償訴訟を静岡地裁に起こしていたことが分かった。
訴えなどによると、女性はGIDを告げずに下村岳雄社長らと面談。
昨年9月10日、「21日から勤務が決まった」と連絡があり、
東京から市内に引っ越して、
同20日に入社承諾書や性別が女性と記載されている
年金手帳などを会社に提出した。
同日中に、会社から性別の問い合わせがあり、
女性がGIDについて説明すると、翌日に会社から電話があり、
「身元保証書を代筆したり、性別詐称をする人は信頼できない」などとして、
内定取り消しと引っ越し代などとして10万円の支払いを告げられた。
女性の弁護人は「GIDと明かして就職活動をしても、現状では採用はまず無理。
今回のようなケースが認められれば、
GIDの人は生きる権利を奪われる」と批判。
一方、下村社長は「性同一性障害だから取り消したのではない。
身元保証人の署名を自分で書くなど、
重要書類を偽造する人は信用できないと判断した」と話している。
このニュース、非常に気になります。
会社の社長が言っていることが本心で、
実際にそれで内定取り消しになっていたとしても、
納得できない話ではありません。
むしろ取り消されても仕方ないかもしれないと思います。
ただだからと言って事実を初めから明かしていたとして、
「性同一性障害(以下TS)なんて雇いたくない」というのが理由で
内定取り消しという可能性は
当然今の社会ではなきにしもあらずです。
それを言っては表向き体裁が悪いから、
社長が言ったような理由で逃げる。
そういうことだってありえます。
ただ僕が思うのは、
初めから自分がTSで、戸籍上は女性であることを明かして、
それで内定取り消されるような会社だとしたら、
入社できなくて(しなくて)良かったと思いますよ。
まぁもちろん、それで内定もらえない場合もあって、
「TSだからもらえなかった」
と思えることもあるでしょうし、
会社側が「TSなんて関係なく」断る場合も、
「TSだから」断る場合もあるでしょう。
後者の場合はもちろん明確に理由は言わないと思われるので、
いずれにしても「会社が求める人材と違う」とか言うでしょう。
何にしたって、会社側の答えは1つだと思います。
しかしそれより僕が気になったのは、
このニュースは原告側の人物を
「女性、女性」って言っているけど、ご本人にしてみると、
非常に不本意なのではないでしょうかね。
MtFだって言ってんのに、
「彼女」って呼ばれたりだとか、「女性」って言われるのって、
結構抵抗あるものなんですけど。
僕としては「あの人」って言われる方がまだいいんですけど。