LOVE IS DEAD

期待し過ぎると、裏切られたり、逆もまた然り。
それが怖くて、
中々手が出せなかったりすることもあるけど、
こればっかりは、ねぇ。
やっと来ました、「Brett Anderson」
聴きながら感想なんか書いてみようかと思ったけど、
無理っぽいです、聴き入っちゃって。
このところ、ずっとSuedeの1stばっかり聴いていた。
ジャケットの帯に
「魔性のポップスター、ブレット アンダーソン」って書いてある。
この頃のブレットはホントに「魔性」って言葉が似合うなぁ。
でもそのイメージがずっと続くわけじゃなくて、
アルバムが出るごとに、そのイメージが変わっていく。
この人はアルバムごとに、
キャラクターを演じ分けられる人。
それもこの人のすごいところは、
空想や妄想に逃げることなく、理性でもって演じ分けられる。
あぁ、違うな。
「演じる人」は本来、
極めて冷静で、理性的でいないといけないんだよ、きっと。
この「Brett Anderson」ってアルバムでブレットは、
「スターとしてのブレット アンダーソン」は演じていない。
色んな人が書いているように、
何の装飾もなく、とてもシンプルで、
ありのままの手触りを残したアルバムになっている。
だけど、どうだろう。
この後に出てくるかもしれない音を聴いたら、
「演じていないブレット アンダーソン」
というキャラクターを演じていた、
そんな風に感じるようなこともあるかもしれない。
だからこそ、
「裏切られた」なんて思わない。
新たな一面を見た、そんな感じ。
やっぱり好きだぁ、ブレット。
この人には毎回驚かされる。
いつも違う顔を見せてくれる。
過剰な理性と冷静さでもって狂気を飾り立て、
理性的で冷静さを装ってる僕を混乱させてくれる。
かと思えば、
こんな暖かな優しい歌も聞かせてくれるんですからね。
でも思い返してみれば、
Suede時代の曲だって優しかった。
Suedeの詩の世界では、いつだってYou & Meで、
独りじゃなかった。
ブレットは「Brett Anderson」の中で
「Love Is Dead」って歌ったけど、
それだけは間違ってると思うよ。
この世界が全てうまく行かなくても、
愛だけは死なないんだよ。
あぁ、やっぱり内ジャケットの黒猫になりたい・・・。
そしてボーナストラックの「Clown」
これ「Love Is Dead」のシングルに収録なんだけど、
この曲どうしてこんなに良いんですか!